星を見上げる夜/photoshop

妖精絵師ともりーな 星を見上げる夜 photoshop

 

 ― クリスマスの夜、ひとりの妖精が願ったこと ―

 

雪は降っていなかったけれど

空気はしんとしていて

特別な気配がしていたクリスマスの夜

 

ひとりの妖精が窓辺に立ち

星空を見上げていました

彼女の名前はまだありません

でも、願いごとはきっと

あなたとどこかでつながっています

 

小さな手を窓に添えて

誰かを想いながらそっとつぶやいた言葉

 

「大切なひとが

やさしい気持ちで夜を過ごせますように」

 

そんな声が星の光と一緒に

届くような気がしました

心にふと浮かんだ

クリスマスの贈りもののようなイメージ

言葉にならない思いも

絵の中ならきっと伝えられる

そんな気持ちで描かれました